分離工学グループ

分離技術は化学製品の製造、環境浄化および資源循環プロセスにおいて重要な技術です。時代の要請に応える高度な分離材料ならびに分離手法の開発するため、分離工学グループでは研究室での基礎実験による原理の解明から大型実証プラントまで幅広く研究を行っています。

多孔性分離材料の研究開発

多孔性炭素機能材料の研究開発を行っています。優れた分離材の開発および細孔内の分子およびイオンの移動・吸着に関する基礎研究も行っています。開発する多孔材料の応用面として分離材料およびキャパシタ用炭素電極(自動車などの移動体への搭載、自然エネルギー(風力、太陽電池)の蓄電装置として期待)を目指しています。

多孔性分離材料の研究開発

マイクロリアクターによる新規材料ならびに新規化学プロセスの研究開発

微小空間を反応場とするマイクロリアクターは、反応の高速度化・高選択性化が可能で、新規な化学プロセスの創出が期待できます。触媒製造、液液抽出反応用マイクロリアクターの研究開発に取り組み、ナノ微粒化金属化合物−炭素複合材料(燃料電池用触媒電極)、レアメタル(Ni, Coなど)、生理活性物質(DHA、EPA)の高速抽出濃縮回収にそれぞれ成功しました。

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